痛風前線注意報
原因
健康な人の体内には常に1200mg程度の尿酸があり、生産と排泄のバランスを保っている。しかし、食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスなどによって尿酸が過剰に作られたり、尿酸の排泄機能が低下すると、血液中の尿酸値が高くなってしまう。すると血液中の余分な尿酸が、ナトリウムと結合して「尿酸塩結晶」が作られ、関節やその周辺に沈着する。その後、体の防御機能を担う白血球が結晶を排除しようと働き、痛みや腫れといった痛風発作が起こる。女性はホルモンの関係で尿酸値が低く、痛風になることはまれです。
症状
痛風の自覚症状は、突然起こる激痛。痛風が原因の関節部分の炎症を「痛風関節炎」といい、約7割が足の親指のつけ根にあらわれる。尿酸塩結晶と白血球の攻防が激しいほど痛みも強く、患部は腫れ上がり、痛みは短い人で2~3日、長い人でも1週間程度続く。ただ、痛みが治まっても、尿酸塩結晶が溜まると痛風発作が再発する。さらに、痛風発作が起きても適切な治療を受けずに放置し、体内に尿酸が多い状態が慢性化すると、関節以外の皮下や腎臓にも尿酸が溜まって「痛風結節」という塊ができてしまう。
治療と予防
突然痛風発作が起こったら、患部を冷やし、安静。その後病院で適切な治療を受けるように。痛風は「ぜいたく病」といわれ、中高年の病気だと思われていたが、食生活が豊かになった現在、若い世代の患者も増加。尿酸値が7.0mg/dlを超えると、いつ痛風発作が起きてもおかしくなく「高尿酸血症」という状態になる。尿酸値が高い人は痛風発作が起きる前に、食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスを溜め過ぎていないかなど生活習慣を見直し、尿酸値を下げるように。
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