魚類から進化の最も古い4足歩行生物
スウェーデンのウプサラ大や英ケンブリッジ大などの研究チームが3億6500万年前の水生生物、学名は「ベンタステガ・クロニカ」を発見した。グリーンランドの約3億6千5百万年前の地層などから化石が発見され、これまで最古級の両生類とみられていたアカントステガ(アカンソステガ)より原始的。
ベンタステガの化石は当初、ラトビア西部で一部が発見されて1944年に発表され、その後ほぽ完全な頭骨、肩や腰に相当する部分の一部を発見。足や指の化石は見つからなかったが、骨盤と肩の形から、ヒレではなく四肢が付いていたと判断。魚類から四足類への生物の進化の過程をたどる手掛かりに。
四足類は両生類や鳥類、哺乳類の祖先となった4足歩行の生物。過去に見つかったもっと古い年代の生物は四足類よりも魚類に近かったが、ベンタステガは魚類よりも四足類に近い。
指の数は不明。短い足で砂浜を歩き回ることができたと見られ、潮が引きかけた入り江をうろついて取り残された魚を食べていたのではと研究チームは想像。 ベンタステガは体長約90~120センチ、遠くから見るとワニのように見える。ティクタアリクやアカントステガと比べると、魚類から両生類に進化するにつれ、頭骨全体が小さくなる一方、目や鼻が大きくなる傾向がみられる。
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