新品種のイチゴは「まりひめ」
新品種のイチゴ開発 ブランド化に(和歌山県)
県農業試験場は需要の高い12月に多くの収穫量が見込める新品種のイチゴを開発。イチゴの県独自開発は初めて。
新品種を「まりひめ」と命名し県独自のイチゴとしてブランド化。
現在、県内で主流に栽培されている「さちのか」は、味や日持ちの良さなどから人気が高く、7割近くのイチゴ農家が栽培。しかし、収穫時期が12月中旬からで、需要が高く、価格が上がるクリスマス前の出荷に数がそろわない。
新品種は「章姫(あきひめ)」と「さちのか」の交配種。「さちのか」に比べ、2週間ほど早い12月上旬から収穫でき、実が一回り大きい。年間収穫量も2割ほど増える。糖度が高いだけでなく適度な酸味があるほか、形がそろいやすいので、パック詰めが楽になるなど作業面でも省力化につながる。
これまでイチゴの品種は主に農水省が開発。10年ほど前から、独自品種で売り込もうと、都道府県単位で優良な品種の開発が進んでいる。和歌山県内に独自のイチゴ品種はなく、他県の品種を使うには使用料が高かったり、持ち出しできなかったりするため、県内のイチゴ農家から、県独自品種の開発を要望する声。
試験場は2002年度に主要な4品種を交配させた3000種類の苗から選抜。県内17農家に栽培を依頼して現場の農家の意見を集めた。
県内のイチゴ農家や関係者から品種登録用に名前を募集してかわいらしい「紀州てまり」にちなんで名付けられた。
和歌山県のイチゴの生産量は05年度に年約1500トンで、生産している33府県中24位。
苗が十分農家に行き渡る2009年12月から商品が、県内や大阪府のスーパーマーケットや小売店に出る予定。
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