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2009年1月12日 (月)

手荒れのメカニズムを知って対策に役立てよう

 寒くなると気になるのが肌の乾燥。特に手荒れ(進行性指掌角皮症)に悩む人が増えてくる。ひどくなると顔や髪を洗う事まで辛くなる。指先が荒れて指紋認証ができないくらいになり、パソコンや携帯電話が使えなくなったり会社の寮に居られなくなったりする事もある。

 水仕事が多い主婦だけでなく、最近は子どもの間で手荒れが増加。インフルエンザの流行などで、殺菌剤入りの泡タイプのソープなどで、何度も綺麗に手を洗うようになったのが原因のようだ。こうした傾向は大人でも見られる。
 手荒れを防ぐには殺菌作用が強いハンドソープは外から帰ってきたときだけにして、ふだんは水洗いか敏感肌用の固形せっけんで手を洗った方がよい。
 手荒れは主に指先から始まり、皮膚が乾燥して薄皮がむけたり硬くなってひび割れたりして手のひらや手の甲全体に広がっていく。ひび割れた部分に洗剤などが染みるとアレルギー反応が起きてじくじくになり、悪化するとリンパ管炎で手が腫れたり、自家感作性皮膚炎になって全身に症状が及ぶこともある。

手荒れのメカニズムを知って対策に役立てよう。
 皮膚の最も外側にある角質層はブロックのような平たい角質細胞とその間を埋めるモルタルのような角質細胞問脂質から出来ている。うるおいのある肌を保つにはコーニファイドエンベロープ(CE)というたんぱく質が角質細胞を覆っていなければならない。
 顔の肌荒れのメカニズムは乾燥や洗剤などで角質層にあるたんぱく質のUPAが活性化されるとCEがうまくできなくなり、水分が蒸発しておこる。手荒れも同じ仕組みで起きているのではと考えてられる。

 殺菌剤入りのソープは皮脂や細胞間脂質を奪う力が強いので、何度も使ったり使う量が多かったりすると、手が荒れやすい。
 手荒れをしないせっけんや洗剤選びは大切だが、ふだんのハンドケアも重要。手を洗った後はうるおった感じだが、十数分もたつと水分が蒸発していくので、すぐにハンドクリームを塗るようにしたほうがよい。
 塗るときは薬指で0.65~1.0グラムほど手の甲につけ、左右の甲をこすり合わせながらクリームを伸ばすとべたつき感がなくなり、又、指の関節にもきちんと塗ることが大切。
 高温のお湯で洗ったりハンドドライヤーやペーパータオルでふくと、皮脂などが落ちやすくなるので人肌に近いお湯で手を洗い、タオルで包み込むようにふく。。
 ハンドクリームは外出する前や寝る前などこまめにつける方が効果がある。種類によっては肌に合わない人もいるので3、4日使ってみてしみたり赤くなったりする人はクリームを代えた方がよい。注:傷があるところに尿素入りのクリームを使うと赤くなる。

 食事では温かいお茶を飲むなど十分に水分を取って、ビタミンAやEが多く含まれる食物を食べると肌荒れにも効果的。ビタミンAを多く含む食品には青菜やにんじんなど色の濃い野菜、チーズなど。ビタミンEは大豆や青魚などに多く含まれている。
 納豆ご飯や具沢山のみそ汁、野菜スープなどを食べて出かければ、冬の乾燥にも負けない肌の張りが出てくるだろう。

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