風邪かインフルエンザか
「風邪」は正しくは「風邪症候群」。原因の約80%はウイルスで、その種類は200種以上。ウイルスの種類や感染する場所によって症状は違う。くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの鼻風邪、のどの痛みを感じるのど風邪、気管支に炎症が及び、せきやたんが出るせき風邪などがある。
一般的な風邪は軽症のことが多く、1週間以内で治るものがほとんどだが、「風邪は万病の元」といわれる。肺炎や中耳炎などの合併症を引き起こすことがあるので注意が必要。
「インフルエンザ」は普通の風邪と比較して、38℃以上の熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状が強く出る。
インフルエンザウイルスの驚異的な増殖スピードで、鼻やのどの粘膜から約10分で細胞の中まで侵入、24時間後には100万個に増殖するといわれる。そのため、すぐに強い反応があらわれる。
また、風邪と比べ重い合併症を引き起こしやすく、高齢者や子どもは特に影響を受ける。子どもの場合は脳炎や脳症といった合併症、高齢者の場合は肺炎や持病の悪化などが現われる。
ひどい風邪でなければ、適度な湿度を保った暖かい部屋で睡眠をとり、消化のいい野菜スープなどや栄養もある食事をとって安静にすれば症状は治まる。水分補給も普段以上に大切。
また、軽い風邪なら入浴するのもいい。鼻やのどに適度な湿り気が与えられて楽になる。体力が消耗しないように短時間で入浴し、湯冷めは注意。インフルエンザの疑いのある症状が見られたら、できるだけ早く受診しよう。予防のため、手洗いやうがいを励行し、免疫力を高めるバランスのよい食事をとるように。
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